現在は新型コロナウイルスが猛威をふるっているので、ウイルスに感染しないためにも、早め早めの対策や注意が必要です。
とはいってもまだ未解明の部分が多いウイルスのため、何の対策が一番効果があるのかわかりませんよね。
しかし、先日中国の医療機関は「緑茶は新型コロナウイルスの殺菌力が高い」との発表をだしました。
緑茶はコロナウィルス・キラー
浙江省疾患防止センターの試験:
緑茶、紅茶と烏龍茶の三種類のお茶を使ってコロナウィルスの培養を行ったところ、その増殖と成長が著しく抑えられた。緑茶の殺菌力が最も高い pic.twitter.com/aw3IsaAVJG— 宋 文洲 (@sohbunshu) February 27, 2020
ここで、私たちに親しみ深い飲み物「お茶」の予防効果に注目が集まっています。
緑茶を飲むとインフルエンザウイルスも感染抑制。
お茶の葉にはビタミンAやC、食物繊維、カテキンなど、がん予防に良いとされる成分が多く含まれていて、他にも、殺菌作用、口臭・むし歯予防、リラックス効果、美肌効果、など様々な効能があります。
特に苦味や渋味成分であるカテキン類には、抗菌・殺菌、抗ウイルス作用があり、緑茶を飲むことでインフルエンザの予防が期待できると発表しました。
そして、毎年流行する季節性のインフルエンザに加え、新型インフルエンザの感染も抑制できるとしている。
インフルエンザに効くというエビデンスは?
医療施設の職員を2グループに分け、5カ月間、片方のグループだけに緑茶の「カテキン」と「テアニン」(免疫力増強作用を持つ)を投与するという実験を行いました。
インフルエンザの感染状況に違いがあるか検証するというもの。
結果は「カテキン」と「テアニン」を摂取し続けたグループは97人中4人(発症率4.1%)が感染したのに対し、接種しなかったグループは99人中13人(発症率13.1%)が感染するなど、明確な違いが出ました。
このことから、お茶には感染を抑える結果が出たという。
お茶うがいの効果
ウイルスは、鼻やのどの中に入り込んで増殖し、症状を引き起こします。
カテキン類のエピガロカテキンガレート(EGCg)は、少量でウイルスの増殖を強く抑制する効果があるので、お茶でうがいをすれば、鼻やのどについたウイルスを効果的にブロックすることができます。
飲用で期待できる効能は?
うがいには、のどや鼻にに付着したウイルスをブロックする作用はありますが、体内に侵入されてからでは効果が弱くなってしまう。
その点、飲用ではカテキンなどの有効成分が体内に直接吸収されるため、体の中から抵抗力を高めることが期待できます。
おすすめの飲み方、タイミング、頻度などは?
新型コロナウイルスは、熱に弱いということが判明しており、このことから、冷えたペットボトルのお茶よりは温かい急須で淹れたお茶の方が、ウイルス対策としては有効だと思います。
コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)及びアルコール(70%以上、市販の手指消毒用アルコールはこれにあたります)に弱いことがわかっています。
引用:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
おすすめはマイボトルなどに温かい緑茶を入れて、こまめに少しずつ飲用する方法です。
1日当たり、2~3杯分(500ml程度)以上を飲むことを推奨しています。
まとめ
お茶には健康効果もあり、緑茶を飲むことでインフルエンザの予防も期待できる。飲むことで体の抵抗力も高めてくれるという緑茶。
インフルエンザや、新型コロナウイルスは感染すると周囲に移してしまうこともある怖い病気。
本格的な流行シーズンに入り、予防対策としてうがい手洗いだけでなく、緑茶や紅茶を飲む習慣を加えてみてはいかがでしょうか。